紅茶を豊かにする ベルガモットオレンジ
ベルガモットオレンジ
聞いたことはあるけど見たことはない。そんな方が多いのではないでしょうか。
ベルガモットオレンジは、確かにそこら中で販売されているようなフルーツではありません。けれど皆さんの生活にあふれていることをご存じですか?
見たことがないものが生活にあふれているなんて、ちょっと不思議ですよね。それもそのはず、皆さんがご存じのベルガモットオレンジには目に見える形がないからです。何故なら、ベルガモットオレンジは、『香り』という形で私たちの生活を豊かにしてくれているからです。
こちらがベルガモットオレンジの実です。
ベルガモットオレンジは、南イタリアが原産といわれています。学名はCitrus bergamia。この一見何の変哲もない柑橘の実。そのベルガモットの実からは素晴らしい香りの精油が得られます。
実、といっても果実の部分ではありません。ベルガモットオレンジの表皮には精油(エッセンシャルオイル)が詰まった油胞が集まっており、圧搾してそれを取り出すのです。100kgのベルガモットの皮から精油は0.5kgしか取れません。貴重ですね!
ベルガモットオレンジだけでなく、柑橘類の油胞は表皮に集まっています。みかんを剥いたら手にいい香りがつくのはそのためです。柚子も同じで、お吸い物に表皮をほんのひとかけら落とすだけで素晴らしい香りがつきますよね!
紅茶には欠かせない存在
さて、そんなベルガモットオレンジの精油、実は紅茶にはなくてはならないものです。皆さん、もうお分かりですよね。そう、アールグレイの香りづけに使われるのがこのオイルなのです。
クスミティーは、アールグレイが非常に豊富なブランドです。アールグレイ、アールグレイ インテンス…クスミティーの代表的な紅茶であるアナスタシアもアールグレイです。
アールグレイコレクションを見る
ベルガモットオレンジの精油が使われているブラックティーを『アールグレイ』と呼ぶなら、クスミティーのアールグレイの世界はまだまだ広がります。アナスタシアのホワイトティー(白茶)版であるホワイト アナスタシアにもベルガモットオレンジが使われているのです。
身近な存在のベルガモット
もう一つ、皆さんの周りでベルガモットオレンジの精油が使われているのは、香水です。数えきれないほどの香水に、ベルガモットオレンジの精油が使われています。また、化粧品の香料としても、ベルガモットはよく利用されています。
最近ではお洒落なレストランで、お料理やお菓子にベルガモットオレンジが使われることも多くなっています。