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ケーララ、世界のスパイスガーデン

ケーララ

ケーララはまさに、地球上最後のエデンの園なのかもしれません。辺り一面に緑が溢れ、稲田、ココヤシ、茶樹、コーヒー、フルーツの樹木が生い茂っています。そして、青々と起伏した丘陵に抱かれているのがスパイスガーデンです…

歴史に根ざして

ケーララはインド南部の平和な州で、日常生活にのどけさが溶け込んでいます。ここはアーユルヴェーダ医療発祥の地でもあります。マラバール海岸にあるこの港町は、アラビア海に面したインドとの貿易ルート途上にあり、フェニキア人、ローマ人、中国人、アラブ人の足跡が残されています。中世になって、ヴァスコ・ダ・ガマに率いられたポルトガル人とオランダ人が、樹皮や根、葉、鞘から抽出された材料を西洋に持ち帰りました。こうした好奇心をそそる原料は、神秘的でエキゾチックなオーラを添えて料理を調味し、その貴重な効力は薬品や化粧品、媚薬にまで使用されていたのです !

こうしたトロピカルなスパイスは、ヨーロッパでそれまで使われていたものに取って代わり、あっという間に人気を博します。その魅力的な遠方の風味はすぐに珍重される日用品となり、その供給を増やすために商人たちが大至急派遣されました。

豊かさと多様性

ガートやヒマラヤより古い山脈、ローズウッドやサンダルウッドの木がいたる所に生息する森林、野生の象とトラが生息する藪深いジャングル。ケーララは、数え切れないほどの自然の富で溢れています。そして、スパイスはその豊かさの重要な鍵です。

なぜなら、胡椒 (コーチは現在でも世界で唯一の胡椒の国際貿易の拠点)、ナツメグ、クローブ、カレーの葉、サフラン、ターメリック、シナモン、生姜、カルダモンは、この満ち足りた国で産出されるのです。この最後のスパイスはサフランとバニラに次いで高価なもので、緑茶とミックスすれば健康によい万能薬になります。

目眩がするような外国のスパイスの香りと風味が染み込んだこの天国の片隅は、かつて臣下の教育と健康的な生活に熱心なことで知られたマハラジャに統治されていました。ケーララが「神の国」と言われるのも納得です。